<近年執筆歴>

*カラーアトラス「外傷歯治療の基礎と臨床」ANDEASEN : 第8章 歯根破折 訳担当

 

*カラーアトラスハンドブック「有床義歯臨床ヒント集」: 臨床例掲載

 

*YEAR BOOK 2003 現代の治療指針 : 

  小児(7~12歳)/混合歯列期に対する予防・管理

  乳歯・幼若永久歯のう蝕予防、小窩裂溝に対する処置と学童への歯肉炎予防指針 分筆

 

*YEAR BOOK 2007 現代の治療指針 : 

    小児(7~12歳)/混合歯列期に対する予防・管理

  乳歯・幼若永久歯のう蝕予防、小窩裂溝に対する処置と学童への歯肉炎予防指針 分筆

 


<近年受講コース・参加学会>

矯正専門医

国際矯正歯科研究所矯正コース修了証(2003年11月~2005年10月)

米国ハーバード大学歯学部臨床教授宮島邦彰先生の2年間にわたるコースでした。最新のアメリカ矯正の情報を織り交ぜながら、今まで単発に学んでいたことを系統立てて学習することができてよかったと思っています。全ての科目終了のシールを貼って頂いてサインをもらった時は、充実感で一杯でした。

矯正専門医

宮島邦彰大阪マスターコース(2009年4月~2010年3月)

宮島先生のセントルイス大学矯正科大学院での授業内容をそのまま受講できる1年間のコースでした。さらにもう一歩矯正学の知識を深めることができました。


WILSHIRE PARK DENTAL INSTITUTE IN Los Angeles(UCLA大学歯学部公認研修所)でのインプラント研修 。

2005年と2006年の2度に渡って参加しました。2006年度は、San Diegoで開催されたAAP(アメリカ歯周病学会)の年次大会へも足を伸ばしました。Dr.Hanはアメリカで著名なインプラント専門医です。様々な症例やテクニックに触れ、充実した時間を過ごしました。左下私とDr.Hanに挟まれて写っている方は、ロサンゼルスの歯周病専門医Dr.Takeiです。日本でも非常に高名な先生で、歓談の中で臨床上のアドバイスを頂きました。


DENTAL IMPLANT INSTITUTE IN Las Vegas(Pennsylvania大学公認研修所)でのインプラント研修

2007年ラスベガスにて研修を受けてきました。上あごには上顎洞という空洞が存在し、必要な長さのインプラントを植立しようとした場合、その空洞を膜ごと挙上しなければならないことがあります。通常、穴の中に棒状の器具(オステオトーム)を差し込んで木槌で叩いて骨を骨折させますが、その衝撃が患者さんにとっては耐え難いものになります。ラスベガスのDr.Chenはタービンの水圧を利用して優しく挙上する方法を開発しました。私は常日頃、自身が受けたくない治療法は、やるべきでないと考えていますので、論文で彼の方法を知り「これだ!」と思い研修を受けに行ってきました。ただ技術の進歩は素晴らしいもので、現在では骨だけを削って膜を傷つけないピエゾサージェリーという機器が開発されました。当院でもその最新機器を購入し、Dr.Chenから学んだ技術との融合を図っています。


Khayat seminar in Paris(2009)

ヨーロッパの歯科界の状況を勉強したくて、前ヨーロッパ審美歯科学会会長Dr.Khayatのセミナーに参加してきました。彼はヨーロッパで著名なインプラント専門医で、オペ中心のセミナーでしたがアメリカとの考え方の違いがわかり非常に有意義でした。


インプラント学会
インプラント学会

日本口腔インプラント学会 九州支部学術大会

2011年1月22日、23日と日本口腔インプラント学会 九州支部学術大会に参加してきました。その中で注目したのは、九州歯科大学の後藤哲哉先生の講演の中で話されたOsseoperception(オッセオパーセプション) という 概念でした。

たとえば指の一部をなくした人に対して義指を製作した場合、最初は全く指としての感覚はないが 時間がたつにつれ、筋肉や周囲の神経繊維などの感覚が回復し、骨感覚として本来の自分の指と同様に使えるようになるというものです。これがインプラントにも当てはまり、咬んだときの食物の厚みを感じる本来の歯牙にあった感覚が回復してくるのです。人体の回復力を改めて再認識しました。


大阪大学歯学部学術講演会「臨床・下顎総義歯の臨床」阿部二郎先生(東京都開業)

2011年3月13日に上記講演会に参加してきました。下あごの総入れ歯をいかに安定させるかということは、我々歯科医にとって永遠のテーマであるといっても過言ではありません。大学卒業後4年間その関連の教室に残り、研究や臨床に携わった私としても再確認の意味もあり非常に興味深く受講させていただきました。その吸着の方法は、大学で学んできた考え方とはちがうもので、正直目から鱗の総入れ歯製作法といったものでした。是非明日からの臨床に取り入れ、患者さんの利益になればと思っています。


インプラントトラブルカンファランス

2011年7月2日・3日と東京ミッドタウンにて開催された講演会に参加してきました。日本を含めたアジア・ヨーロッパ・アメリカの著名なインプラント専門家が集結し、インプラントの合併症や失敗に対する対処法についてがテーマの講習会でした。最近のインプラントの成功率が95%を

超えているといっても、患者さんにとって残り5%に自分の口の中に処置されたインプラントが入ってしまえばそれは失敗率100%になってしまいます。いかに失敗をなくし、そしてトラブルが起こった時に、しっかりした処置ができるかが、医院としての総合力になると考えます。

今回参加して、時にインプラント歯周炎に対する様々な考え方や治療法について学べたのが大きな収穫でした。そしていかにインプラント歯周炎を発症させないか、メインテナンスの重要性

及び当院の治療方針の方向性の正しさを再認識した講演会でした。

 


筒井塾矯正勉強会

2011年7月9日神戸で開催された筒井塾矯正勉強会で発表してきました。日々多くの子供たちの咬合育成に取り組んでいますが、診療方針に迷う難しい症例に悩むこともあります。そのような時に、考え方を同じくする先生方の前で症例発表を行うことは、今まで行ってきた治療を自分自身で振り返り、今後の治療方針を決めていく上で、非常に大切なことだと思っています。また私の発表を聴いて下さり、真摯にアドバイスして頂く先生方の意見を聞くことは、多くの臨床経験を積むことと同等以上の勉強になります。また他の先生の発表をお聴きして、子供たちの矯正、咬合育成に携わっていく上で、睡眠時無呼吸症候群についても大人だけの問題ではないことを再認識しました。今後はその方面での知識をつけ、自分の臨床に取り入れていければと思っています。

 


第29回日本Tip-edge矯正研究会 大阪学術大会

2011年8月27日・28日と千里中央ライフサイエンスセンサーにて開催された第29回日本Tip-edge矯正研究会大阪学術大会に参加してきました。当院で採用している矯正のマルチブラケットシステムの専門研究会の年1回の大会です。その中で特に印象に残ったのは、混合歯列期(ほぼ

小学校の間の大人と子供の歯が混じって生えている時期)の早期矯正治療についての発表でした。その中で強調されていたのは、我々はどの様な装置を使って治療していこうかというところにどうしても目が行きがちですが、そうではなくて大切なのは、不正咬合の主な原因である舌癖

などの口腔周囲の筋肉の不調和を直してあげることにあるということです。不正咬合が、MFT(

筋機能訓練)だけで直っていく症例を多くみることができて、大変衝撃をうけました。頭では

理解していましたし、一部の子供達にはMFTを実施していましたが、今後全ての子供達に実施できるようなシステムを考えていきたいと思っています。


インプラント学会
インプラント学会

第41回日本口腔インプラント学会学術大会

2011年9月16日(金)〜18日(日)にかけて名古屋国際会議場にて開催された日本口腔インプラント学会に参加してきました。「インプラント医療安全の推進行動」をテーマに非常に多くの演題が発表され、多くの参加者で熱気があふれていました。インプラントは、歯の欠損で困っている人々にとっては、大変有効な治療法ですが、適応を誤れば患者にもそしてDrにも苦痛をもたらす諸刃の剣といってもいいものです。それだけに我々歯科医師は、絶えず最新の知識、技術を取り入れる必要があります。とくに今回関心があったのが、インプラント歯周炎についての発表でした。インプラントも天然の歯と同様に歯周炎にかかり骨が溶けて抜け落ちることがあります。インプラントだからこそ自分の歯以上にご家庭でもそして医院においてもきめ細かなお手入れが重要であることを改めて認識しました。トラブルケースにおいて、医院の多くがメインテナンスを全く行っていないか、その重要性を患者さんに全く説明していないという事実があるようです。メインテナンスにこそ医院の総合力が、問われると考えています。今後ともいつまでも快適に食事をしてもらえるようにスタッフともども切磋琢磨していきたいと考えています。


インプラントの審美とソフトティッシュマネージメント講習会

2011年10月23日(日)、明海大学歯学部申基喆教授の講習会に参加してきました。インプラントを植立する場合、とくに前歯部の領域を施術する場合は審美的な配慮が欠かせません。見た目が悪ければいくらしっかりと植立できたとしても患者様には満足していただけません。歯肉が痩せている場合など、歯肉を厚くする処置が必要になってきます。そんな時は、上あごの天井部分の歯肉の一部を切り取って移植します。インプラント周囲の歯肉を厚くすることにより、見た目もよくなりますし、歯磨きもし易くなり、歯周病にもなりにくくなります。以前から行っていた処置ではありますが、最近のテクニックを学ぶよい機会になりました。

 


住之江区老人福祉センターでの講演

10月26日(水)、「ここまでわかった歯周病と全身疾患との関係ー予防の秘訣はかかりつけ歯科医にあり!」と題して、住之江区老人福祉センターで2時間ほどの講演をする機会がありました。これまで来院していただいた患者さんには、メインテナンスの重要性についてはお話をさせていただいていましたが、最近の研究結果も含めていかにメインテナンスが、歯周病の進行予防さらには高血圧、心筋梗塞、糖尿病といった全身疾患の発症や進行予防に有効かを一般の方々にわかりやすくお話を聞いていただけてよかったと思います。


フォーラム吹田講演会

2011年11月27日(日)阪大歯学部教授村上伸也教授をお迎えして最新の歯周組織再生療法の現状についてのお話をお聞きする機会がありました。20人ほどのこじんまりした講演会でした。京大の山中先生のiPS細胞は非常に有名ですが、歯の歯根膜にもいろいろな歯周組織(歯槽骨、象牙質、セメント質)に分化する幹細胞と呼ばれる細胞が存在します。その細胞を活性化することにより歯周組織をつくろうとするのが再生療法です。現在日本で認可されているのが、豚の胎児から抽出したエムドゲイン療法と呼ばれているものです。村上教授は、線維芽細胞活性化因子と呼ばれる物質を使って幹細胞を刺激する研究で世界的に有名な先生です。臨床実験結果ではエムドゲインよりすぐれたデータがでているようで、早い時期の臨床応用が期待されます。

 


歯列矯正
歯列矯正

上顎骨急速拡大装置とチンキャップ治療による成長パターンの変更法

2012年2月19日(日)米国ロサンゼルスの開業医 Mrs.Jenny Chen先生の講演会に行ってきました。受け口の方の歯列矯正の新しい治療法についてのものでした。これまでの治療法と比較して劇的に早く改善できるというものでした。これまでの治療法は、下顎の成長抑制に重点をおいていましたが、これだと抑制器具を外すと再び成長が始まってしまい、それまでの努力が水の泡になってしまう場合がありました。そこで発想を転換し、成長を抑制するのではなく、その成長方向を変化させて治して行こうというものでした。治療例をたくさんみせて頂きましたが、わずか21日の積極的な治療で、受け口の関係が正常なかみ合わせに改善されているのに驚きました。もう少し資料を検討し、当院の治療法に組み入れたいと考えています。


根面う蝕
根面う蝕

根面う蝕を考察する

2012年3月18日阪大歯学部教授 今里聡先生の講演会に参加してきました。歯を歯冠部と歯根部に分けた場合、歯冠部はエナメル質、歯根部はセメント質からできています。セメント質はエナメル質に比べて酸に弱く、非常に虫歯になりやすい性質があります。加齢とともに歯茎はさがりどうしても根っこが露出してきます。近年、ご高齢の方は沢山の薬を服用している場合が多く、どうしても根面う蝕が多発する傾向にありその対策が問題になってきています。今回はそのメカニズムから対策までのお話でした。メインテナンスを担当する歯科衛生士も含め当院での診療に活かしていきたいと思います。


「下顎総義歯の吸着」実習セミナー

2012年3月25日(日)東京上野で行われた上記セミナーに参加してきました。去年3月に阿部二郎先生(東京都開業)の「臨床・下顎総義歯の臨床」の講義を受けましたが、その実践編です。今までの義歯の考え方とは、ちがったアプローチであるため前回だけでは、十分に

理解することができずにいましたが、実習を交えることにより具体的に学ぶことができました。大学を卒業し、入局したのが義歯を専門に扱う医局でした。総義歯に関して、基本的な考え方はそんなに変わらないと思っていましたが、これからも新しいことで、これと思ったことはどんどん学んで行きたいと考えています。それが患者さんの利益になると思っています。


「歯科におけるドグマ」

2012年5月13日(日)大阪大学中之島センターにて東北大学歯学部の菅野太郎先生の講演を聴講してきました。ドグマとは十分な根拠と明証なしに一定の説を主張することを言います。歯科医学の分野においてもいかにドグマが多いかというお話でした。ドグマと対局にある言葉にEBM(Evidence-based medicine:根拠に基づいた医療)があります。全ての治療に当てはまる訳ではありませんが、私たちはEBMに極力基づきながら、そこに経験値を入れ、その治療法は本当に正しいのか、ドグマではないのかをちゃんと判断する目を養っていく必要性を痛感しました。


「睡眠とブラキシズム」

2012年6月10日(日)阪大の加藤隆史先生の講演に参加してきました。演題は「睡眠とブラキシズム」についてのお話でした。ブラキシズムとは、歯ぎしりや噛みしめのことを言います。患者さんにセラミックの被せ物を入れたりした場合、これがあまりにもひどいとすぐ破折してしまいます。まだ綺麗な歯が、真っ二つに割れて抜歯を余儀なくされたり、我々歯科医にとってその対策は非常に重要です。過去ドグマとしてかみ合わせが悪いから起こるとと言われていましたが、現在では否定されていること、ノンレム睡眠からレム睡眠に移行するところで起こること、顎の動きとしては前後の動きがほとんどで側方の動きが少ないこと

アルコールや喫煙、仕事上のストレスや変則勤務などで起きやすくなること、年齢と共に悪化することはなくその頻度が減少していく傾向があるようです。我々の対策としては、スプリント(夜にお口の中にはめるプラスチックの板)療法しかありませんが、その制作上の注意点などについても解説して頂きました。


「リフレッシュミーティング(国際矯正歯科研究会)」

2012年6月24日(日)リフレッシュミーティング(国際矯正歯科研究会)に参加してきました。メインテーマは、混合歯列期(主に学童期)のスペース(歯の生える場所)の管理についてでした。今まで何度も勉強してきたことのおさらいが大半でしたが、その知識を再確認することは非常に重要で、何度講義を受けてもこれで十分だということはありません。最近では、透明な歯形をお口にはめて管理していくことも取り入れられてきています。歯列矯正治療も日進月歩です。


非歯原性歯痛
非歯原性歯痛

「口腔顔面痛(歯科医療従事者として知っておきたいこと)」

2012年8月19日(日)静岡市立清水病院口腔外科の井川雅子先生の講演を聴いて来ました。

井川先生は、口腔顔面痛の権威で特に非歯原性歯痛についてのお話が興味深かったです。

我々の歯科医院には、様々な痛みを訴えて患者さんが来られます。この歯が痛いと訴えられても実際は、全く別の歯だったということは、歯科医であれば誰でも経験するところです。

ただ、原因が他の歯であればまだいいのですが、レントゲンをとっても、触診をしても

まったくそうとは思えないことがあります。上顎洞炎のこともありますし、三叉神経痛の

こともあります。しかしCTやMRIをとっても全くわからない痛みも存在します。それでも患者さんは、その歯が痛いと訴えられる訳です。そういう痛みを「非歯原性歯痛(AO」と呼んでいます。それは中枢神経系の痛みであることがわかってきました。症状の軽減には抗うつ剤が有効のようです。歯科医院では出せないクスリですが、知らない病気は診断できません。そういった痛みもあるのだという知識をいつも持ちながら日々の診療に役立てたいと考えています。


「JAASインプラント実習」

2012年9月1日(日)〜3日(月)中国の大連にて行われた日本抗加齢学会の実習に参加してきました。口腔顔面領域は、医科の領域とかぶる部分が多く改 めて勉強する必要性を感じていた中での企画でした。国立大学の形成外科教授やベテランの形成外科専門医および口腔外科専門医が日本から帯同し、口腔顔面領 域の血管や神経の走行などを詳細に学び直すことができました。歯科でも審美目的で口唇周辺のヒアルロン酸注入を希望される方もいらっしゃいます。注入の仕 方や注意点も学ぶことができ、非常に充実した三日間でした。


インプラント学会
インプラント学会

「第42回日本口腔インプラント学会学術大会」

2012年9月22日(土)〜23日(日)インプラント学会に参加してきました。歯科界最大の会員数を誇る学会らしく大勢の参加者で盛況でした。最近は、クローズアップ現代でインプラントが取り上げられたりして、患者さんの歯科治療に対する目線が非常に厳しくなってきています。そんな雰囲気の中で今回は「インプラント患者目線での安心医療とは」というメインテーマが掲げられていました。どんな素晴らしい治療も患者さんの理解や信頼が得られなければだめだということを再認識した二日間でした。


マイクロスコープ
マイクロスコープ

「マイクロスコープ講演会」

2012年10月14日(日)岡口守雄先生のマイクロスコープの講演会に参加してきました。

マイクロスコープとは、歯の根っこの治療や歯の詰め物、歯周外科などに使用する顕微鏡です。近年ミニマムインターベンション(最小侵襲治療)が提唱され、出来るだけ最小範囲に

う窩を除去して詰め物をしたり、手術をする傾向にあります。今回は主に根管治療への応用について聞いてきました。肉眼では決して判別出来ないことが、拡大することによって見ることが出来、そしてそれに特化した特殊な器具の開発により、今までは出来なかった治療が

可能になっていることが、非常によく理解できた講演会でした。


マイクロスコープ実習
マイクロスコープ実習

2012年12月16日(日)岡口守雄先生の「マイクロスコープ講演会」実習編に参加してきました。10月に講義受けたことを踏まえての僅か5名での抜去歯牙を使用したマンツーマンに近い形式での実習でした。現在診療では拡大鏡(倍率3倍)を使っていますが、マイクロスコープ(拡大率も2倍〜24倍)では同軸照明で歯の根っこの奥深くまで拡大して観察することが可能となります。


2013年1月13日(日)・14日(月)の二日間に渡り名古屋でのCEセミナーに参加してきました。今話題の幹細胞を使った再生療法、歯周病の疫学、その歯科医院の歴史でもある数十年にわたる重みのある症例発表などどれも素晴らしい演者の発表を聞いてきました


ウェルエイジング
ウェルエイジング

2013年3月24日(日)東京歯科大学教授 阿部伸一先生の講演会に行ってきました。

「口腔からのウェルエイジング」というタイトルでした。人は誰でも年を取っていきます。

それは避けることの出来ない現実です。それなら穏やかに、若々しく、健康に年を重ねたいものです。そのキーポイントは口腔にあるというのが今回のお話でした。食事の習慣、食べ方、飲み込み方、食べるものなど少し工夫するだけでウェルエイジングが可能となるようです。そのためのトレーニングなど盛り沢山の内容でした。高齢社会に突入した日本で歯科医院を営む私たちにとって非常に重要な示唆を与えて頂いた講演会でした。


2013年5月12日(日)神奈川県で開業されている須貝先生の「医院全体で取り組む咬合育成」という題の講演会にスタッフとともに参加してきました。おもに乳歯列から混合歯列期にいかに医院全体で虫歯の予防を行いながら、健全な歯列に導いていくかというお話でした。私の診療室にも多くの子供たちが来院してくれます。スタッフと共通の意識をもち子供たちそしてその子供たちのお母さんやお父さんたちに接していくことの大切さを再認識することができました。参考になる考え方や技術も吸収でき、有意義な一日でした。


認知症
認知症

「認知症医療と家族支援〜歯科医療への期待と役割〜」

2013年7月28日(日)松本一夫先生の講演会に参加してきました。

8525という言葉があるそうです。85歳で25%の方が認知症に罹患しているという意味です。2035年には認知症の患者が500万人に達するといわれています。そのような状況の中で我々歯科医療関係者がどんなことができるのでしょうか。訪問介護での誤嚥性肺炎を防ぐための口腔ケアの重要性はもちろんのことですが、日々治療を行う中で、歯科での診療姿勢が患者さんの本音を出させやすいこと、歯科の特性として長く介護家族と接することで、相談相手になり、そのことが介護者の心の余裕につながり、認知症患者にも家族の心が伝わり、昼夜逆転、徘徊などの異常行動がかなり改善されるとのことでした。当院にも認知症の患者さんが来院されます。今後とも治療だけでなく、色々なことにも相談に乗ることができるようにスタッフ共々勉強して行きたいと思った一日でした。


MFT
MFT

「MFT講演会」

2013年8月25日(日)高橋治・未哉子先生によるMFT講演会に参加してきました。MFT(Myofunctional Therapy)とは、口腔筋機能療法と訳されます。歯列は、舌・口唇・頬などの口腔周囲筋から常に圧力を受けています。それらの周囲筋が異常な力となる場合、歯列不正や後戻りの原因となります。それらの口腔周囲筋の異常な力を改善し、歯列の正常な形態を維持するための環境をつくるのがMFTの役目です。

矯正を行う上では避けて通れないものですが、患者さんにそれを実行してもらうのは至難の業で、今回の講演を通していかにして行えばいいのか

非常に参考になった一日でした。


インプラント学会
インプラント学会

第43回公益社団法人 日本口腔インプラント学会 学術大会

9月14日(土)、15日(日)に福岡県にて行われたインプラント学会に参加して来ました。「より適切で確実なインプラント治療へ」というテーマの元に海外の著名な臨床家の講演会、各種最新治療機器の展示販売、研究発表など盛りだくさんの内容でした。特に印象に残ったのは、3時間にわたり行われた「実際の下歯槽神経麻痺症例から抽出された学ぶべき基礎知識」というテーマの講演でした。下歯槽神経麻痺は、下顎にインプラントを植立する時に一番多いトラブルです。訴訟に発展することも多く、その解剖学的位置関係の再確認や対処法について大変参考になりました。そうならないために細心の注意を払わなければならないことを再認識した一日でした。


ティップエッジ
ティップエッジ

「日本ティップエッジ臨床研究会」

2013年12月15日(日)日本ティップエッジ臨床研究会西日本支部研修会に参加してきました。ティップエッジとは、歯列矯正で歯を動かす一つの方式です。特徴としては、動きが速く他の方法と比較して期間が短くて済む特徴があります。上田歯科医院では、この方式を採用しています。定期的に症例発表を含めた研修会が、このように開催され日々研鑽を積んでいます。


健康力増進歯科医師等養成講習会
健康力増進歯科医師等養成講習会

「歯の健康力推進歯科医師等養成講習会」

2013年8月31日(土)、9月1日(日)、12月21日(土)、23日(日)

の4日間にわたり、東京九段の日本歯科医師会館において「歯の健康力推進歯科医師等養成講習会」が開催されました。高齢期・寝たきり者等の口腔ケアの推進を図るため、最新の歯科保健医療に関する技術の研鑽や知見の習得及び地域における先進的な医科歯科連携等について学ぶ講習会でした。施設等への1日見学も含めトータル5日間のコースでみっちり研修を受けてきました。このコースの受講後は、厚労省の認定する「在宅支援歯科診療所」の施設基準を満たすことになり、地域の皆様に今以上に貢献させて頂きたいと考えています。

 



総義歯「
総義歯「

2014年7月6日(日)東京医科歯科大学教授鈴木哲也先生の「総義歯」の

講演会に参加してきました。前回の報告から少し開きました。全く勉強から遠ざかっていたわけではなく、忙しくついご報告がおろそかになっておりました。総義歯は、ある意味専門分野でありますが、いくら勉強しても勉強しすぎることがありません。学べば学ぶほど、また時代時代で考え方も変化し、いつ話を聞いても新鮮です。すぐに日常の臨床に取り入れることができる内容であり、非常に有意義な一日を過ごすことができました。


アドバンスコース
アドバンスコース

2014年7月20日(日)・21日(月)の2日間にわたり国際歯科矯正研究所主催のアドバンスコースに参加してきました。少人数のコースで宮島ハーバード大学歯学部客員教授の最新の技術を取り入れた実習を交えた知識を吸収してきました。明日からの臨床に生かしていきたいと思います。

 


ケスリング
ケスリング

2014年8月23日(土)・24日(日)日本Tip-Edge研究会の総会が開かれました。今年は、Tip-Edgeブラケットの開発者のご子息で著名な矯正歯科医であるケスリング氏が来日され、実習を含めた講演を受けて来ました。いつも使い慣れたブラケットですが、多数の症例の紹介や新たな手技も教えて頂き、有意義な2日間でした。


2014年9月12日(金)〜14日(日)にかけて東京フォーラムで開かれた日本口腔インプラント学会に参加してきました。歯科関係では、日本最大の学会に成長しただけあってその熱気は大変なものでした。写真は、私の鹿児島時代の師匠であり、インプラントを臨床に取り入れるに当たって、そして現在も非常に大きな影響を与えて続けて頂いている永田睦先生との一コマです。開業医でありながら、精力的に学会で発表されています。